ウラ・オモテ  Vol.42 2016.08.03


<’16年上半期の折込広告出稿調査―関西地区>

4年連続のマイナス、前年比で1.3%減



1、月別折込枚数と前年比の推移
月別一世帯当り折込枚数及び前年同月比伸び率
 関西地区における2016年上半期(1〜6月)の折込広告出稿量(枚数)は前年同期比
で1.3%のマイナスとなり、 枚数では37.6枚減少した。
2014年4月の消費税増税以降の折込広告はマイナス基調で推移していたが、’15年
10月からは月ごとに増加と減少を繰り返して回復する兆しも見えていたものの、
’16年5月と6月では連続してマイナスとなり、再び前年を下回った。


2、地域ブロック別
上半期一世帯当り折込枚数と前年同期比伸び率
 京滋のみ前年をクリア。’15年上半期では全ブロック中最大の下げ幅とな
った京滋が、今期はプラスに転化した。
枚数で最多の「奈良」は、前年にあと一歩届かず3期連続の前年割れとなり、
「大阪北部」「大阪南部」「神戸・阪神」は4期連続のマイナスになった。


3、主要業種別
プラス
  今期もスーパーは堅調
特殊飲食料品が大幅な増加
特殊飲食料品 +28.0%   紳士服 +15.2%  外食 +11.7% 
旅行 +11.5%  家電 +6.2%   文化・カルチャー +4.0%
スーパー +3.1%  薬品・化粧品 +2.9%   ホームセンター +1.6%
マイナス
  戸建て、靴、新車販売、時計・眼鏡・貴金属が大幅な減少
求人企画がマイナスに転落
戸建て -25.0%  靴 -19.8% 新車販売 -16.0%
時計・眼鏡・貴金属 -15.9%  スポーツ用品 -12.3%
家具 -11.4%  マンション -9.2%  理美容 -9.0%
遊戯・娯楽 -7.5%  ショッピングセンター -6.6%
一般金融・保険 -5.7%  百貨店 -3.5%  不動産仲介 -3.0%
求人企画 -2.6%  塾・予備校 -1.4%
業種別折込枚数前年同月比推移
 業種別は、9業種がプラスとなり、前年同期と比べると3業種が増加した。
折込広告全体の20%近くを占める「スーパー」は今期も堅調な出稿を続けて3.1%の増加となり、上半期では4年連続でプラスになった。健康食品通販の出稿が好調な「特殊飲食料品」は ’15年上半期の大幅な減少(-25.1%)から今期(+28.0%)は伸び率でトップに立った。以下、2ケタ増となった業種を見ると「紳士服(+15.2%)」が2年ぶり、「外食(+11.7%)」は4年ぶり、「旅行(+11.5%)」は3年ぶりに増加となった。
また、1月〜4月まではプラスで推移していた「家電」は携帯電話の好調もあって6.2%の増加となった。今期も堅調に出稿を伸ばした「文化・カルチャー」は4.0%の増加で2年連続のプラスとなり、’13年から減少が続いていた「ホームセンター(+1.6%)」は4年ぶりに前年をクリアした。

 前年比で16業種がマイナスとなり、7業種が2ケタの減少。
出稿枚数の減少が続く不動産では、今期の下げ幅が最大の「戸建て」が25.0%の減少となり、近畿圏の物件発売戸数が減少に転じた「マンション」も9.2%の減少となって、それぞれが8年連続の前年割れとなった。さらに、低迷の続く「一般金融・保険(-5.7%)」は11年連続、「時計・眼鏡・貴金属(-15.9%)」は6年連続、「理美容(-9.0%)」「不動産仲介(-3.0%)」が5年連続、「靴(-19.8%)」「家具(-11.4%)」「遊戯・娯楽(-7.5%)」「百貨店(-3.5%)」は4年連続で前年を下回り、長いトンネルから抜け出せない状況が今期も続いた。また、消費税増税後に失速した「新車販売」は今期もマイナス基調が続いて16.0%の減少となり、昨年までは5年連続で好調をキープしていた「求人企画」も2.6%の減少となった。

<付表>
2016年上半期(主要業種別世帯平均枚数と前年比)
2016年上半期累計(主要業種別世帯平均枚数と前年比)

■調査概要
 読宣の月次出稿調査同様、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良の各府県39地区78地点に設置したモニター宅に、2016年の1月から6月までの6ヵ月間に折り込まれたチラシを回収し、集計。



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